世界東京化計画

2016年のベニスビエンナーレの国際展に出展したビデオ＋インスタレーションの作品。

「世界東京化計画」では、東京とは縁もゆかりもなく、その都市景観も似ても似つかない都市の交換可能な部分を、東京のエレメントに交換し、東京に変容するかどうかの検証を行うプロジェクトです。ニューヨーク、パリ、ブエノスアイレス、コペンハーゲン、ラパス、ベネチアの６つの都市のふつうの風景に、東京のエレメントが少しずつ加わり、最後に東京化された街が出現します。

このプロジェクトを通して、都市のイメージとはどういうものなのか、あるいは、それは、どういうローカリティーに基づくものかについて、考察しようとしました。私たちが考えているほど、都市のイメージやローカリティーは、確固としたものではなく、容易に置き換えられてしまうものかもしれません。

展示は、６つの都市の変容して行く様子を映すビデオを上映する50インチモニターと、６つの都市の東京化された風景のパネル、そして、その下地となる巨大な東京の風景のウォールペーパーから構成されています。

建築に関する世界的なウェブサイトdesignboomでは、2016年のベニスビエンナーレに関する70本の記事の中で、いいねの数で１位になった。

ベネチアのビデオは、下記で鑑賞可能。

https://www.youtube.com/watch?v=ec2d-voeoFA

https://www.future-scape.co.jp/g200303works/g200303worksimage/g9903p05tokyolization/g9903p05tokyolization.html